殺人未遂 東京・渋谷で女性2人刺される 79歳女逮捕
8月22日22時33分配信
毎日新聞
女性が刺された現場=東京都渋谷区で2008年8月22日午後9時45分、三浦博之撮影
22日午後6時45分ごろ、東京都渋谷区渋谷2の東急百貨店東横店1階で、刃物を持った女に女性2人が次々に切りつけられた。2人は腰を刺されるなどしたが意識はあり、命に別条はないという。警視庁渋谷署員らが約50メートル離れたJR渋谷駅南改札口の券売機付近で、目撃証言と似た女を発見、刺したことを認めたため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
逮捕されたのは自称、住所不定の無職、北川初子容疑者(79)。
調べでは、北川容疑者は、東横のれん街東側出入り口前で都内の派遣社員(26)の左腰を果物ナイフ(刃渡り約10センチ)で刺し、その5分後に約50メートル離れたフラワーショップ前で神奈川県内の契約社員(27)の左上腕部に切りつけた疑い。「都内の施設を今週初めに引き払った。お金はないし、事件を起こせば警察が何とかしてくれると思った」と供述しているという。逮捕時の所持金は約6500円だった。
現場近くの和菓子屋で働く川崎仁志さん(54)は「お客さんから『若い女の子が刺された』と聞いて外を見ると、人だかりで騒然としていた。渋谷でも通り魔事件が起きるなんて」と驚いていた。
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施設を引き払った老人が、何を、どう考えればいいか・・・困ったろうことが推察される。
仕組みの不連続性・・・日本は(だけじゃないかも?)そうした溝を埋めるような、細やかな手腕のある官僚も政治家も、残念ながら、いません・・・
6500円の所持金で、70歳超えたあなたならどうする?
かわいそうなくらいに苦しいと思う・・・
老人が置かれてる状況の一端が垣間見える事件だ
この老人は例外か?
同様な状況で、周りの助けで、生きている老人も多いことだろう・・
そう・・この周りの人々の存在・・・周りのことを気にかけてくれる人々によって、セーフティーネットが、かろうじて存在することもあろう・・
確認すべきは、国の仕組みでないこと・・・
国は関心がない・・・・一般国民のための国では決してないことの確認
こんな国・・いったい国のために何かしようなんて発想は出てこない
ゼードルマイヤーではないが・・・中心の消失・・オークションで若手芸術家の作品が飛ぶように売れてる・・・青田買い・・・ほとんど価値のないものばかりであろう
有名な価値なき絵画はこれまでもたくさんあった・・・目を覚まそう
中心なき芸術の背景にこうした中心なき社会状況が存在してる
鴨居令は如実にそれを実感していた・・
老人はそばにいて・・・そばにいない・・・見えない存在・・・不在
・・空虚な議論で空回りする・・・不在について語ろう・・・見えてくるまで